マラセチア毛包炎はニキビとそっくりだけど、治療法は異なる

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背中のぶつぶつは、ニキビだけでないということが分かっています。
マラセチア毛包炎（もうほうえん）という、皮膚炎です。

マラセチア菌というカビの一種が、皮脂を餌にして毛穴の中で、増殖を繰り返しているためです。
マラセチア菌は、誰の皮膚にでもいる常駐菌です。

ニキビとよく似ていて、膿がたまり、時々かゆみが伴うことがあります。
出来る場所もニキビと同じ、背中、胸、肩から二の腕、首、こめかみ、額など皮脂の多い場所にできます。餌もニキビと同じ皮脂です。

ニキビとの違いは、下記の通りとなります。

東日本大震災以来、節電癖がついたのか、エアコンの温度もやや高めにしている、オフィスも多いかと思います。
気温の方は年々温暖化の影響もあり、上昇するばかりで、暑い蒸し蒸しする日も長くなっています。
汗と一緒に分泌される皮脂に、カビが増えやすい環境に、年々なっているようです。

予防は、湿度を極力避ける事です。
具体的には、汗をかいたらその都度拭き取ること、パジャマや寝具などに湿度を溜めないようにふとん乾燥機などで乾かす、皮膚を清潔に保つ、高脂肪の食事は控えめにする、シャンプー、リンス、石鹸は身体に残さず洗い流す、といったことです。

ニキビとの違いを、上記に書きましたが、見分けがつきにくくなっています。

ニキビケアをしていて、改善の兆しが見られなければ皮膚科の受診をしてください。
塗り薬や内服薬を処方されて、１～２ヶ月で治ることが多いそうです。

ただし、皮膚科でも得意としないお医者さんもいるようで、『マラセチア毛包炎の疑いがあるかどうか調べて欲しい』と、告げてみてください。

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